これから日経225先物取引を学ぶために、まずは投資の基本を理解しましょう。
この第10級では、投資とは何か、リスクとリターンの関係、そして主な投資商品の特徴について、わかりやすく説明します。
1. 投資ってどんなもの?
投資とは「お金を使って将来の利益を目指す行動」です。
ここでは、投資の基本的な考え方と、その身近さについて学んでいきましょう。
投資=「お金に働いてもらう」こと
💡 どういう意味?
銀行に預けておくだけではなく、株や債券などに“お金を動かす”ことで、利益が期待できる仕組みです。
💡 どんな形があるの?
- 株を買う(企業の成長に乗る)
- 国や企業にお金を貸す(債券)
- 不動産を買って貸す(家賃収入)
投資は誰のためのもの?
「お金持ちだけのもの」と思われがちですが、今は少額からでも始められる時代です。
年金生活でも「お金を少しでも守る・増やす手段」として、知っておく価値があります。
2. 利益と損失、どちらもありえるお話
投資は「得すること」も「損すること」もあるもの。
このリスクとリターンの関係を、身近な例で理解しましょう。
リターンとは?
✔ 増える可能性
投資がうまくいけば、元のお金より増えることがあります。
たとえば:
- 株価が上がる
- 利息が入る
- 家賃収入が得られる
リスクとは?
✔ 減る可能性
投資には「損をする可能性」もつきものです。
- 株価が下がる
- 借り手がつかない
- 倒産して返済されない
リスクとリターンのバランスを考える
- 銀行預金:リスクはほぼゼロ、でもリターンも小さい
- 株式:大きく増える可能性もあれば、大きく減ることも
無理なく続けるには、「自分がどれだけリスクを取れるか」を知ることが重要です。
3. 株や債券、不動産など、いろんな投資のかたち
投資にはさまざまな方法があります。それぞれの特徴を簡単に整理しましょう。
株式とは?
✔ 仕組み
会社に出資し、「その会社の一部を持つ」イメージです。
✔ メリット
- 成長すれば株価が上がる
- 配当金がもらえる
✔ 注意点
- 業績やニュースで価格が大きく上下
- 短期間で利益を出すのは難しいことも
債券とは?
✔ 仕組み
国や企業にお金を貸して、利子を受け取る仕組みです。
✔ メリット
- 定期的な利息収入が見込める
- 満期がくれば元本が返ってくる(基本)
✔ 注意点
- 途中で売却すると価格が下がることも
- 発行体(企業など)の信用が重要
投資信託とは?
✔ 仕組み
多くの人から集めたお金を、専門家が代わりに運用します。
✔ メリット
- 少額から始められる
- リスク分散されている
✔ 注意点
- 運用成績により元本割れの可能性あり
- 手数料がかかる
不動産投資とは?
✔ 仕組み
マンションやアパート、土地などを買って、貸したり売ったりして利益を出します。
✔ メリット
- 安定した家賃収入が期待できる
- 長期保有で資産価値が上がる可能性も
✔ 注意点
- 空室・修繕などのリスク
- 初期費用が大きい
まとめ
投資の世界は、思っているよりも身近なもの。
利益と損失、リスクとリターンの仕組みを知ることで、「なんとなく怖い」から「少し興味が出てきた」へと気持ちが変わります。
ここから、日経225先物という具体的な投資対象を、段階を追ってしっかり学んでいきましょう。
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