🎯 この級で得られること
「なぜか勝てない」「せっかく増えたのに一気に失う」──
多くの初心者がつまずく原因は、**技術や分析ではなく“資金管理”**にあります。
この級では、トレードを長く続けるために必須の“お金の守り方”を学びます。
損切りの考え方と組み合わせて、“生き残る”トレーダーになるための土台を築きましょう。
🧭 この級の流れ
- 第1章:なぜ資金管理が必要なのか?
- 第2章:1回で失っていい金額を決める
- 第3章:損切りの位置とロットサイズ
- 第4章:資金管理を続けるコツ
第1章|なぜ資金管理が必要なのか?
🧩 勝率だけでは勝てない
「分析が当たれば勝てる」と思いがちですが、
どんなプロでも100%の勝率はあり得ません。
だからこそ、
- 負けるときのダメージを小さく
- 勝つときに利益を伸ばす
という “当たり前の仕組み”を守れるかどうか が大切です。
📉 資金が尽きれば、チャンスもなくなる
例えば1回の取引で資金の50%を失えば、
残りの資金で50%を取り戻すには、元より大きな利益率が必要になります。
つまり、大きな損失を避けて生き残ることが最優先です。
第2章|1回で失っていい金額を決める
💡 目安は「総資金の1〜2%」
多くのプロは、1回の取引で資金全体の1〜2%しかリスクを取りません。
たとえば、総資金100万円なら:
- 1回の負けで失うのは1〜2万円まで
これを超えると、連敗が続いたときにあっという間に資金が尽きます。
🧮 「許容リスク」を決めれば計算が楽になる
- 損切り幅:何円動いたら損切るか
- ロットサイズ:何枚(何単位)で取引するか
この2つの組み合わせで、1回の最大損失額をコントロールします。
第3章|損切りの位置とロットサイズ
📌 損切りは「相場の根拠」で決める
- 直近高値・安値の外側
- 節目ラインを明確に抜けたら
損切りの位置を**「感覚」ではなく、「チャートの根拠」で決める**ことが重要です。
📏 ロットサイズは逆算で決まる
- 損切り幅が大きいときはロットを小さくする
- 損切り幅が小さいときはロットを大きくしてもOK(許容損失額は同じ)
たとえば:
- 許容損失:1万円
- 損切り幅:50円
- → 取引単位を「200枚」にする
第4章|資金管理を続けるコツ
✅ ルールを書き出す
- 1回の最大損失額は?
- 損切り幅はどう決める?
- ロットはどう調整する?
を、紙やスマホにメモしておくだけでも効果があります。
🔁 迷ったら、もう一度計算し直す
連敗が続くと、感情が乱れてロットを増やしてしまいがちです。
だからこそ、「いつもと同じ計算をする」だけで防げます。
✅ まとめと次のステップ
- 資金管理こそが、トレードで生き残る最強の武器
- 損切りとロットを“セット”で考えよう
- ルール化して迷わない仕組みを作るのがコツ
次の級(1級)では、これまで学んだ知識をどう自分のトレードルールに落とし込むかを具体的にまとめます。
いよいよ、自分の型をつくる段階です。
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